曖昧なまま進めることのできる人

はっきりして欲しい。

もっと具体的に言って欲しい。

こういう欲求の強い人の方が多いかもしれません。
うちの妻と娘もそうです(笑)

さてリーダーシップ論の中にPM理論というものがあります。
リーダーには、達成能力(P)と集団メンテナンス能力(M)が必要だというのです。

その中の集団メンテナンス能力というのは、集団を維持していく能力のことです。
これに対して、慶応大学講師で臨床心理士の植木氏は、このように述べています。

「曖昧さへの耐性」
つまりは、はっきりさせないままグレーのまま進める能力のことです。


私の友人で若くして出世した○○○くんもこの能力が思い切り高いです。
今年の春の私のセミナーでこの曖昧なまま前に進む能力のことを話した記憶があります。

植木氏のコメントを読んだ時に、ああ、やっぱりそうだと嬉しく納得しました(笑)


はっきりさせるとスッキリして前に進める環境ならそれでいいでしょう。
しかし、ほとんどは違います。

はっきりさせると、集団の維持がもっと悪くなる場合の方が多いということを知っておくべきです。

さて、みなさんは、曖昧なまま前に進めますか?

組織をまとめたいのなら、意識してこの能力を磨いて下さいね。

コメント

曖昧・絶対

個々の意見を尊重したうえで集団を導くことが
重要と思います。

「曖昧」は日本人の国民性みたいなものですが、
「問題を先送りにするだけ・中身がない」と
思われる会議や講演、セミナーが散見されます。

セミナー参加集団を維持しようと思えば、
(無難にセミナーを行う結果として)
だから多くのセミナーには不完全燃焼を感じる
ことが多いと思います。

1本シンノ通っていないセミナーの講師は
建前論に終始して中身のないセミナーに
なりがちです。

現在最重要課題である原発の様々な問題も
危険であったものを曖昧なまま
進められてきた結果ではありませんか?

何でもかんでも無難な道を進む
組織の維持が大切か、
ヒトの命や環境を1番に考えるか、
物事の本質を見極めないと
「孫の子供たちが安心して生活できる環境の構築」
はできません。

会社運営のように利潤追求など明確な目標を
持っている場合はその集団(従業員など)には
曖昧なままその目標に向かわせて
突き進むことが大切と思うし、
それが至上命題です。

考える会さんへ

コメントありがとうございます。

個々の意見を尊重したうえで集団を導くことが重要とのコメントに誠実さが伝わってきます。

私もそこは最優先で意識しているところです。

このブログ記事で、それぞれが頭に描く対象組織が違うことを改めて感じています。

私の思い描いている組織、考える会さんが思い描く組織、他の読者が思い描く組織。

PM理論の紹介ですので、この記事を読みつつ、ご自分の組織に向かうときの何かしらのきっかけになればいいと思っています。

※原発のように本来「民主・自主・公開の原則」があるときは、こういう曖昧さが負の方向に働いてきたのだと私も思っています。

こういう組織や会議には使えませんが、「曖昧さへの耐性」
を持ってのぞんだ方がいい組織があるときには使えると思います。

この判断が難しく、面白いのだと感じています。

考える会さんの至上命題はその通りですね。

「この記事が自分まわりにどの組織に活用できるか?」
こんなことを考えながらみなさんもお読みくださいませ。

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