そのままを伝えるとき

先日の出版記念講演の最後に「そのままを伝える」という話がありました。

この伝え方には、無理がないので私も使うことで役立つ場面がたくさんあります。
気持ちの中で、良い悪いの感情に揺さぶられることなく、ニュートラルな心を保ったまま伝えることができるのが好きなところです。

例えば、先ほど午前中に「被せていた銀歯が折れた。」ということで来院した患者さんがおりました。

状態を見てみると、ほぼ抜歯になりそうな歯でした。


こういうときは、私は治療開始前に鏡で状態をお見せしてそのままを伝えます。
そして、治療が少しだけ進んだ時点で、また鏡で状態をお見せしてそのままを伝えます。
色、硬さ。
さらに進んでから、また鏡で状態をお見せしてそのままを伝えます。

そのままを伝えるだけです。

「この歯は抜くしかありません。」ということをいきなり伝えようと思うと、やはり心情的には伝えにくいものです。そして患者さんもわかってはいるのだけれど、すぐには受け入れられないときもあります。

そういうときでも、上記のようにゆっくり丁寧に「そのままを伝える」ことを意識すると、無理なく伝わるのです。

伝える私の心もニュートラルを保ちやすい。

みなさんもいろんな場面で、そのままを伝えること意識してみませんか?


※コミュニケーション分野では、フィードバックと呼んだりしていますが、あまり気にしなくていいです。

コミュニケーション分野のフィードバックは、目標のある人がフィードバックを望む場合だけに使うので、もう少し用途が狭くなります。

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