コミュニケーションの暗黙知

「何がいいのか」を言葉で説明するのが難しいことがあります。

例えば、達人の域に達した芸術家、音楽家、料理人などが弟子を育てる場面を想像してみて下さい。
教科書的に体系化され言語化された内容を教えることができるのは一部だけで、あとは、何年もかけて、言葉にできない「何か」(暗黙知)を伝えていきます。

ビジネスの世界では何年も前から「暗黙知の共有化」ということが言われるようになりました。
スピードと効率化が求められるからです。
「何となくうまくいっている」ことをより速く、多くの人に伝える目的が、暗黙知の共有化です。


コミュニケーション分野を考えたとき、いいコミュニケ-ションというのはとても伝えにくい性質があります。
それゆえ、言語化してスキルとして定義し、教えることが多くなるのです。

こんな2つの用語しっていますか?
・MQ
Metapher Quotientの略語で、抽象的なことをたとえ話にして伝える能力のことです。

・インターパーソナルスキル
対人関係を作る技術、関係性をつくる技術などのことです。

例えばコーチングスキルには、傾聴、質問、フィードバック、アクノレッジなどがありますが、そういうコミュニケーションスキルを使う以前に、雰囲気を作ったり、相手のことに興味を持ったりすることなどをインターパーソナルスキルと定義しています。


こういう言葉は、専門分野の人たち、教育ビジネスの人たち以外には、あまり馴染みがありませんから、どこで誰に話すかを考えて使うことが大切です。

相手にふさわしい言葉を意識していいますか?

その言葉を使うことで、相手にどんな効果がありますか?


私個人としては、コミュニケーション分野で難しい言葉を使うときは、それによって漠然とした暗黙知をあぶり出し共有化できるときに使うようにしています。





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