モチベーションと私 ①

モチベーションと言う言葉を初めて知ったのは、私が大学6年生の頃だったと記憶しています。
それは意外かもしれませんが、ビジネス書ではなくある医療関係の研究会の論文でした。

そしていろいろな縁があって、私はモチベーションを既に活用している職場に就職しました。

卒業後の最初の職場で私の仕事は「患者さんへのモチベーション」でした。

痛みや不具合を持ってやって来る患者さんにとって、診療所に通院することは、自発的になれることではありません。
ほとんどのかたは、仕方なくやって来ます。
私の最初の仕事は、そんな患者さんの気持ちを「治療して治すために通院してみたい!」という気持ちに変化させることでした。

平成3年頃は、まだインフォームドコンセントという言葉が出始めの頃でしたから、医療分野で「患者さんにモチベーションを活用する」ということは非常に画期的なことでした。
(企業経営は、理念経営がブームの頃でしたから、職員やスタッフに対しての動機づけやモチベーションは普通に行われていました。)


当時の経験から学んだ、私が今でも大切にしているモチベーションの基礎になる考え方を今日は紹介いたします。
21年間で患者さんに対する私のモチベーションの手法や考え方は大きく変わりましたが、これだけは変わっていないというコアとなる部分です。

私が当時、目から鱗だったのは・・・。

・「患者教育」と「患者のモチベーション」は全く別の概念として分けて行うということです。

例えばレントゲンを用いて説明するときに、専門用語をわかりやすく説明したり、現状を伝えるのは、情報提供であり、患者教育の一部にすぎません。ここは、モチベーションではないのです。

モチベーションとは、患者のやる気、自発的な行動を引き出すという部分のことです。
今、自分が話してことは、患者教育なのか、モチベーションなのかを必ず意識して伝えることが基本中の基本になります。

そして、もう一つは・・。

・モチベーションは、言葉だけにあらずということです。

モチベーションをした患者さんが「自ら通院したい」という気持ちになるためには、言葉だけでなく、それを治療として提供することが何より大切だということです。

初回の医療面接だけが、モチベーションの時間ではないのです。
やるべきことを行動として実現していることが、モチベーション成功のためのもう一つの基本です。


今日は、モチベーションと私の関係の始まりを紹介しました。

これから、何回かに分けて、モチベーションについて書いてみようと思います。


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