やる気と行動を促す診療中の会話

今日の午前の診療中の会話を少し紹介します。

私の講座や勉強会に参加した人向けです。コーチングやコミュニケーションの興味ある方はお読みください。
それ以外の方が読んでも、????だと思います(笑)


私が患者さんのやる気と行動を促すためのアプローチ事例です。

・左上にもう折れそうな歯があるが痛みがなくて、抜歯を数カ月引き延ばしている患者さん。
久しぶりの来院でした。
数か月以上、決心のつかない患者さんに具体的な時期を宣言してもらう質問をしました。

患者さん「痛みもないし、もう少し抜歯は後にしたいです。」

私(今回はもう歯も限界だな。何とか抜歯を促さないと。)

「後にしたいのですね。では、いつ頃が都合がいいか教えてもらえますか?」

患者さん「困ってないし、もう少し先で。」

(またいつものパターンだな。こういうときは、質問で考えてもらおう。)

「何月なら抜歯してもいいですか?4,5月が無理なら6月頃とか?」

患者さん「うーん・・・。」

私「○○さん、何月に抜きますか?」

(ここはもう心を中立にして聞くだけです。尋問ではありません。)

(しばしの沈黙)

患者さ「では、12月にします。」

私「それまでに何かあったら考えましょう。12月に抜歯しましょう。」

決心がつかない患者さんには、こんな質問で宣言してもらうこともします。

ここまででもかなり普通ではない会話なのですが、コーチングを学んだ方ならできると思います。

実は、さらに、肝心なのは、この後の会話です。

ここから先が、いいとこ探し!
私「抜歯する歯は、もうブラシを頑張っても治ることはありません。なので意識を向けるのは、こちらの歯です。この歯とこの歯は○○さんにとって強くて大切な歯です。動揺も無く、歯肉も良好です。この歯を末永く保てるようにしましょう。ブラシは~・・・・。」

抜歯になる歯に意識を向けてもしょうがないのです。

まだある歯に意識を向けてもらいます。

ここまで会話したら、終了です。

全ては患者さんの治療が今よりもよりよく前に進むためのアプローチです。
止まっている人のやる気と行動を引き出すためのアプローチ。

さて、この患者さんは12月に来院するかな(^.^)
こういう会話の後は、結構、その前に来ることも多いです。


こんなやりとりが私の日常的な会話です。

いいとこ探し、質問で相手のための会話の流れをつくってみませんか?


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