ホスピタリティは強要できるか?

ホスピタリティの語源は、ラテン語のHospics(客人等の保護)です。
これらは対価を求めているのではなく、おもてなし・喜びを与えることに重きをおいています。

報酬ではなく、相手の喜びを求める精神です。


「ホスピタリティを医療現場では、上司が部下に教えることはできないのではないか?」
昔、ある人にこういう質問をうけました。

例えばホテル業では、無償の行為であるホスピタリティが、そのままサービスに直結します。
医療現場のホスピタリティは、自分の報酬には結びつかない、純粋な無償のボランティアであることがほとんどです。

「どうせ働くなら、笑顔で相手に気持ちよく。」

こういうことを頭ではわかっていても、実践しない医療者がいます。

なぜだと思いますか?

医療現場や介護現場では、実は虐待などの問題が絶えません。

その人たちにも言い分があります。

「ホスピタリティなんて、上司が部下を働かせるための都合のいいきれいごとだ!」

「現場は、忙しくて無理です。」

「余裕がありません。」

「私は父の介護を抱えていて時間がありません。仕事は仕事で割り切っているんです。」

確かに上司が部下にホスピタリティを押し付けた瞬間、それはもう部下にとって無償のボアランティア行為ではなく、ただの嫌な言いつけになってしまいます。


そんなことを数多く経験したから、彼は私に質問したのかも知れません。
「ホスピタリティを教えることはできるのか?」

その後、彼は自分の行動で示すことを続けました。
しかし、それでもダメだったようです。

部下たちは、「立場と給料が違うからできるわけがない。」


うーん。

・・・・。



難しいですね。
私は、ホスピタリティを持っていない人は医療人にならない方がいいと思います。
子どもが嫌いな人が、保育園の先生になってはいけないのと同じことです。

教えるものではなくて、もともと持っている人を探して発揮してもらうものなのかも知れません。

嘘のような話で読んでいる人がいるかも知れませんが、医療や介護の現場では、こういう現状がまだまだ沢山残っていることを知って欲しいと思い書きました。


私はホスピタリティは誰もが持っていると信じたいです。

それを発揮させる環境を作ることは確かに難しいです。

コメント

最初が肝心

勤務していただく際に、その勤務先の基本方針を示し、同意していただくのを採用条件にしたらいかがでしょうか。現在勤務している方には即効性はないにしても、徐々に理想の状況に移行してくことになるでしょう。

千葉さん

コメントありがとうございます。

千葉さんのおっしゃる通りですね。

何事も最初が肝心だと私もつくづく思います。
質問の彼にも伝えておきますね。
ありがとうございました。

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