半年がかりの決断(土曜日の医療セッション)

土曜日の診療で、ある患者さんとセッションしました。
昨年の12月に、歯がしみて痛いとの訴えで来院した方です。

患者さんの訴える歯は、神経除去されていて治療済み。
レントゲンその他の検査でも異常なく良好そのもの。
原因が見つかりません。

そこで他の歯が原因かもということで、虫歯のある歯の治療を進めてみました。
そして、半年。
それ以外の訴えは全て治しました。

しかし、まだ、原因不明のしみる歯の症状は、ほぼ変わらず。
(良くも悪くもなってないとのこと。)

他の治療は全て完了したので、さて本日は、再度、この歯をどうするかについて決めるための相談です。

セッション開始です。

今日の私のセッションの流れを紹介します。

・今までの治療を振り返りつつ、今の困り具合を具体的に聞いてみます。

・これからの行動の選択肢を3つ提示します。

①しみると言っても、神経の無い歯で原因も分からないことから、困ってないならこのまま。

②部位がハッキリしているので、冠を外してみて治療のやりなおしをする。

神経は無い歯であることは、患者さんもしっかり理解済みです。
隣の歯の知覚過敏でもありませんでした。

③他の医療機関に紹介して、セカンドオピニオン的にチェックしてもらう。
大学病院他、3つほどの医療機関の案を話しました。


今日は、その歯の冠を外すか外さないかを一緒に考えて決める日です。
私の提案後に、じっくりと患者さんの感じていること、そして考えを聞きました。

ここから先は、今までの半年の治療と違って、原因のわからない不確定な領域に入るので、これくらい慎重にやるのが当然です。

患者さんの、決断は・・・。

「神経がない歯であっても外して再治療をしてみたい。」とのこと。

ここまで会話だけで、15分くらいかな。

そして本日の治療に入りました。

原因がはっきりしていてベストな治療があれば通常はそれをやります。
(こういうときは、あまりセッションしません。)

しかし、今回のように正解がなくて『選択』しなければならないときには、セッションが有効です。
医療現場でも、こういうことは結構あるんですよ。


私は医療現場で、このようにセッションを活用しています。

この場合でも、患者さんに決めさせるという感覚ではないです。
確かに私は専門家ではあるのですが、一緒に決めるというスタンスです。

専門家のスタンスと、コーチのスタンスをミックスした感じです。

ここは、言葉で伝えるのが難しい。

まあ、今夜はこれくらいで。

いつもマニアックな話でスミマセンね。


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