医療現場のニュートラル

医療現場では、ニュートラルという感覚が特に必要です。

一般的な仕事の接客であれば、相手の期待とやる気をできるだけ高めるような対応が当たり前です。
これは仕事の接客というよりも、コミュニケーションの一般的な常識だと思います。

しかし、医療の場合は過剰な期待も、過小な期待もどちらも望ましくないと私は考えています。
これが医療現場で必要とされるモチベーションの大きな特徴です。

患者さんにジャストな期待値を感じてもらう対応としては、まずはこちらがニュートラルであることです。

これがニュートラルな感覚が医療現場で大いに役立つ場面です。

もうひとつ医療現場でニュートラルな感覚を必要とする場面があります。
それは、厳しい現実を受けとめるときです。

医療現場の仕事の本質は、現状を把握して小さな改善を積み重ねる地味な作業です。
ストレスもかかる上に厳しい現実がどんどん目の前にやってくる。

そのときに必要なのがニュートラルな気持ちで現実を受けとめることです。

今朝、私は朝礼でスタッフに言いました。

「今のうちらの仕事ぶり、全然ダメだね。」

そう感じた理由も話しました。朝から気持ちのいい話ではありませんよね。

こういう厳しい現実と言葉を受けとめることができるのは、ニュートラルな感覚を持ったスタッフだけです。
先入観があるスタッフは、否定や反発ですから、医療者としては長続きしません。


まとめてみると・・・、ニュートラルな感覚が医療現場で役立つのは、

・相手の期待値を過剰でもなく、過小でもなく適正に引き出すため

・日々の厳しい医療の現実を受けとめて改善していくため


一般的には、相手の期待値をなるべく高める対応をするわけですが、それをしないのが医療分野に求められるポイントかなと認識しています。

だから医療者にはニュートラルをお薦めします。

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