患者さんの心理とコーチングの応用

コーチングは心理学ではありませんが、医療現場では患者さんの基本的な心理を知っていると役立つ場面がたくさんあります。それは、ショックや悲しみを乗り越えるときの心理過程です。

スイスの精神科医、エリザベス・キューブラー=ロス氏の「キューブラーロスモデル」は「死の受容プロセス」として有名です。


①否認
自分が死ぬということは嘘ではないのかと疑う段階。

②怒り
なぜ自分が死ななければならないのかという怒りを周囲に向ける段階。

③取引
なんとか死なずにすむように取引をしようと試みる段階。
何かにすがろうという心理状態である。

④抑うつ
なにもできなくなる段階。

⑤受容
最終的に自分が死に行くことを受け入れる段階。

これは終末医療現場というよりも、悲しみを乗り越えるための心の段階として覚えておくといいと思います。

例えば認知症を初めて告知された家族の気持ちは次のような段階を通ると言われています。

否定・戸惑い ⇒ 怒り・混乱・拒絶 ⇒ 割り切り ⇒ 受容

キューブラーロスモデルと基本的には同じですね。

私の歯科診療でも、抜歯の告知をすることがありますが、まずは拒否、怒りが患者さんには現れます。
しかし、このモデルを理解していると、冷静に対処できます。
そして一気に受容に持って行くことの不自然さを理解して、段階を追って話を聞くコーチングが可能になります。

ちょっとマニアックな話になったので今夜はこの辺で終わります。

※今日の仕事帰りの夕日と日が沈んでから25分後の夕焼けです。
(写真をクリックすると全部見えます)

日が沈みました。まわりの車はここでほとんど帰ります。
夕日

しかし、ここからが美しいのです。

待ちましょう

上の写真から25分後です。
美しい夕焼けと月
25分後の夕焼け


みなさんも、「待つ」ことで大きな成果が得られるかも知れませんよ(^.^)


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