説明の限界

何をどう説明しても、疑問や不安が払しょくできない患者さんがときどきいます。

丁寧にわかりやすく説明しようと話しても話しても、話を信用してくれません。

たいがいは、昔の歯科治療で何かあった人たちです。

特徴は、話をとにかく否定的に聞くことです。

悪気はないと思います。


こういう方にはどうしてるのかというと、ミクロの丁寧な説明は辞めます。

「あとは、私を信用して任せてもらえるかどうかです。」

「とりあえず1回、簡単な場所でもいいですから、私たちの治療を体験してから今後の治療をするのかどうか判断して下さい。」


この2フレーズだけです。
年に数回程、使います。

そして、見やすいところを選んで、途中、途中、治療の様子を見てもらいながら体験してもらいます。
言葉より治療勝負。言葉より体験。

年齢を重ね、体験を積めば積むほど成長していくのが人間ですが、ときに、年齢を重ねれば重ねるほど疑い深くなっていく大人がいます。

しかし、そういう人でもアプローチ次第では、少しずつ変わります。

それは経験上、言葉ではありません。

小さな体験の積み重ねです。


ここ3回ばかり、コミュニケーションのテーマで書きました。
私はいつも言葉やコミュニケーション、聴くことを大事にしていますが、それと同時にそれぞれの役割というものを意識しています。適切に用いなければ、効果がないからです。

言葉やコミュニケーションは、適切な状況で使ってこそ活きるものです。

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